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07秋季準々決勝:平安 8−7 立命館宇治(延長14回)2008-02-28(Thu)

07秋季準々決勝:平安 8−7 立命館宇治(延長14回)




 今でも忘れられないのは延長14回裏立命館宇治の攻撃で、無死一塁から8番吉田が送りバントを一塁前にしたのだが、それがファウルになってしまったことだ。いいバントに見えたのに、土の盛り上がりが邪魔したのだろうか、コースが変わってしまったのか、ボールの回転が悪かったのかファウル。スリーバントを失敗して三振となる。一死二塁となれば、もう一度追いつく可能性は多いにあった。他にもこの試合立命館宇治にはついていないと思われることが多かった。左翼ポール際の当たりがホームランとなり、試合が一時中断。それ以外にも生還すればサヨナラ勝ちの場面で一塁走者が三塁手にぶつかったり、平安の主力打者がファウルを打ったときに足を痛めた時にも同じように試合が一時中断した。2ストライクから代打が出てきて、二盗失敗でチェンジ。14回裏を迎えた。間が悪かった。しかし、これも野球のうちと考えるのが妥当であろう。とにかく、試合時間が3時間49分と長かった。前日の雨で順延。平日の月曜日の試合となったが、グランド不良で試合開始予定時刻は12時だった。試合展開も目まぐるしく、両校併せて37安打で延長14回。とても面白い試合ではあったが、体にはとても悪く、心臓はバクバクするわ、カメラを持つ手が震えるわでかなり疲れたのを今でも覚えている。どちらが勝ってもおかしくなかった。平安の1番打者丸本は7打数7安打(1四球)と滅多に観られないものも見せてくれたのでとても興奮した。それでも最も興奮したのは、他にある。立命館宇治の執念。なんと14回を終えて選手交代が全くなく、たった9人で戦った。もちろん、先発吉田は被安打18でも完投。惜しくも最終回に得点されたが、その前の6回を無失点で切り抜けられたのは意外だった。なぜ投手はもちろんのこと、誰一人変えない卯瀧監督。立命館宇治の方が本気で勝とうとしていたということなのか。それはこの試合そのものであったか、または夏の本番に備えたものであるのかは人それぞれに感じるものであろうが、とても不気味に思えた。夏にその答えを見せてくれるのだろうか。布石になりうる不思議な試合だった。平安は平安で、この試合でつけた自信はこれからとてつもなく大きなものとなっていく。あなたも知っているように。


若林 千尋


07京都府秋季高校野球2次戦第5日−準々決勝:平安 8−7 立命館宇治(延長14回)
(京都アマチュア野球だより)


追記(08年3月1日)

 これらの写真を見て思うのは、平安の左打者の多さだ。右は丸本、児玉、河野の3人だけ。とことん左なのにもかかわらず、三塁側から撮る気がなかった。平安が左が多いからといって、三塁側に移るということはまだまだ全然考えていなかった。常に中立の立場でありたいと思っているので、そうすることは危険なことでもある。(三塁側からでは撮りにくい。)大体、立命館宇治に左ピッチャーがいれば、楽に平安に勝てていたかもしれないと考えるのはどうだろう。いや、よくわからない。平安・原田監督の帽子を見て、なんか感動した。そのとき一塁側にいたばっかりに、その姿を見ることができなくて、今頃少し後悔してくるではないか。その分、卯瀧監督の動きはよく見えたので、そのことでは満足している。判定が「おかしい」と思ったときには、あれくらい他の監督も抗議してくれたら、もっと試合が観ている方には面白いのに、と思うのだが、なかなか難しい問題だ。

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